悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~
(前世のヴィルヘルム様とは全然違う……)
前世、十七歳で亡くなったヴィルヘルム。彼は、レオンティーナの中では「ひ弱な青年」という位置づけだった。
それなのに、今の彼はまったく違う。顔つきまで変わっているようだ。
きりっとした瞳は、彼の意志の強さをうかがわせる。たしかに、顔の造作は前世で見ていたヴィルヘルムと大差ないのに、まるで別人のようだ。
「それとも、会いたかったのは俺だけ?」
「なっ……」
なんてことを言うのだろう。また、顔が熱くなってしまった。
レオンティーナの前に立ったヴィルヘルムは、レオンティーナの手を取り、そこに口づけを落とす。
もちろん貴族の娘として、そういった儀礼を受けることは何度もあったけれど、ヴィルヘルムにされると、ますます頭が真っ白になる。
「……あのっ、その、ですね――ソニアにお代わりを頼もうと思っていたんです。だから」
「俺も付き合っていいってこと?」
「……ヴィルヘルム様がよろしければ」
「では、そうさせてもらおうかな」
椅子を引いたヴィルヘルムは、今までソニアが使っていた席に座る。
前世、十七歳で亡くなったヴィルヘルム。彼は、レオンティーナの中では「ひ弱な青年」という位置づけだった。
それなのに、今の彼はまったく違う。顔つきまで変わっているようだ。
きりっとした瞳は、彼の意志の強さをうかがわせる。たしかに、顔の造作は前世で見ていたヴィルヘルムと大差ないのに、まるで別人のようだ。
「それとも、会いたかったのは俺だけ?」
「なっ……」
なんてことを言うのだろう。また、顔が熱くなってしまった。
レオンティーナの前に立ったヴィルヘルムは、レオンティーナの手を取り、そこに口づけを落とす。
もちろん貴族の娘として、そういった儀礼を受けることは何度もあったけれど、ヴィルヘルムにされると、ますます頭が真っ白になる。
「……あのっ、その、ですね――ソニアにお代わりを頼もうと思っていたんです。だから」
「俺も付き合っていいってこと?」
「……ヴィルヘルム様がよろしければ」
「では、そうさせてもらおうかな」
椅子を引いたヴィルヘルムは、今までソニアが使っていた席に座る。