悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~
そんな理由で、レオンティーナの結婚相手を選ぶというのは、実はかなりの難題であったのである。
しかし、弟のハイラムが生まれた今は違う。レオンティーナが家を出ることが可能となった。
最有力候補はもちろん皇族、ついで他の大公家の人間であるが、皇族以外の高位貴族にもバルダート大公家との縁談を調えるチャンスが回ったというわけだ。
(……あの人達は、どう出るのかしらね)
そんな彼らを、レオンティーナは落ち着き払って観察していた。
たしかに今日がデビューの日であるけれど、二度目だからか会場入りした時よりは落ち着きを取り戻していた。
父の方に顔を向けて問いかけた。
「お父様、ダンスを踊ってくださる?」
「そうだね。では、エレイン――君は、しばらく待っていてくれ」
「ええ、よろしくてよ。私は、ここで見ているわ」
最初のダンスは、父親、もしくは付き添いを頼んだ男性と踊ることに決められている。
レオンティーナは父が引き受けてくれたが、婚約が決まっている場合には、婚約者に頼むこともあるらしい。
「ティーナは、他の人に頼んだ方がよかったかな?」
しかし、弟のハイラムが生まれた今は違う。レオンティーナが家を出ることが可能となった。
最有力候補はもちろん皇族、ついで他の大公家の人間であるが、皇族以外の高位貴族にもバルダート大公家との縁談を調えるチャンスが回ったというわけだ。
(……あの人達は、どう出るのかしらね)
そんな彼らを、レオンティーナは落ち着き払って観察していた。
たしかに今日がデビューの日であるけれど、二度目だからか会場入りした時よりは落ち着きを取り戻していた。
父の方に顔を向けて問いかけた。
「お父様、ダンスを踊ってくださる?」
「そうだね。では、エレイン――君は、しばらく待っていてくれ」
「ええ、よろしくてよ。私は、ここで見ているわ」
最初のダンスは、父親、もしくは付き添いを頼んだ男性と踊ることに決められている。
レオンティーナは父が引き受けてくれたが、婚約が決まっている場合には、婚約者に頼むこともあるらしい。
「ティーナは、他の人に頼んだ方がよかったかな?」