悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~
シャンテール大公家には、跡取りがいるから、娘を外に出すことは可能だ。だが、シャンテール大公は、娘を皇族に嫁がせることを希望しているというのがもっぱらの噂だ。
レオンティーナについては、立場を明らかにしていないから、レオンティーナに近づく方が建設的だと思ったのだろう。
「――そういうことは、父に任せていますから。父にお願いしてくださる?」
「いえ、俺はあなたに興味があるんです」
優雅にターンしたレオンティーナの手を取りながら、公爵家の子息は言った。
相手のダンスの腕前は見事なものだったから、レオンティーナも何も考えずに任せていればよかった。
(私に興味があるって……、そういう意味で、なの……?)
ひょっとして、彼の瞳にこめられている妙な熱は、レオンティーナを一人の女性として意識しているということなのだろうか。
「あなたの功績は、皇帝陛下も深く感心していると。あなたの手を取りたいと願う者は多いでしょう」
「……そうなんですか?」
何も知らないふりをして、レオンティーナは微笑んだ。
もちろん、皇帝にレオンティーナの存在を強く意識させるように今まで努力してきたのだ。
レオンティーナについては、立場を明らかにしていないから、レオンティーナに近づく方が建設的だと思ったのだろう。
「――そういうことは、父に任せていますから。父にお願いしてくださる?」
「いえ、俺はあなたに興味があるんです」
優雅にターンしたレオンティーナの手を取りながら、公爵家の子息は言った。
相手のダンスの腕前は見事なものだったから、レオンティーナも何も考えずに任せていればよかった。
(私に興味があるって……、そういう意味で、なの……?)
ひょっとして、彼の瞳にこめられている妙な熱は、レオンティーナを一人の女性として意識しているということなのだろうか。
「あなたの功績は、皇帝陛下も深く感心していると。あなたの手を取りたいと願う者は多いでしょう」
「……そうなんですか?」
何も知らないふりをして、レオンティーナは微笑んだ。
もちろん、皇帝にレオンティーナの存在を強く意識させるように今まで努力してきたのだ。