悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~
レオンティーナに対しても、施設長は慇懃な態度を崩さない。だが、今までの愛想のよさは、彼女の声から消え失せていた。
「今、ヴィルヘルム殿下の渡した寄付金は、本当に子供達に回るのかしら? あなたのものとなるのでは?」
「お嬢様、そのような根も葉もないことを言われては困ります」
「根も葉もない? 私が気づかないとでも思っているの?」
両手を腰に当て、レオンティーナは胸を張った。
「あなたの身に着けている品、すべて上質のものじゃない。特にそのカメオ、名のあるカメオ職人の手がけた品でしょう。材質はオニキス。フレームは金でできていて、真珠とダイヤモンドが埋め込まれている。高価な品だわ」
「しかし、カメオは代々受け継がれることも多いだろう」
「もちろん、この方が受け継いだ品である可能性は否定できないわ。でも、一角獣と乙女のモチーフは、ここ数年の流行りよ。新しい品だわ」
ヴィルヘルムは、施設長を擁護しようとしたようだったが、レオンティーナはそれをぴしゃりと跳ねのけた。
「……このカメオは頂き物です」
「今、ヴィルヘルム殿下の渡した寄付金は、本当に子供達に回るのかしら? あなたのものとなるのでは?」
「お嬢様、そのような根も葉もないことを言われては困ります」
「根も葉もない? 私が気づかないとでも思っているの?」
両手を腰に当て、レオンティーナは胸を張った。
「あなたの身に着けている品、すべて上質のものじゃない。特にそのカメオ、名のあるカメオ職人の手がけた品でしょう。材質はオニキス。フレームは金でできていて、真珠とダイヤモンドが埋め込まれている。高価な品だわ」
「しかし、カメオは代々受け継がれることも多いだろう」
「もちろん、この方が受け継いだ品である可能性は否定できないわ。でも、一角獣と乙女のモチーフは、ここ数年の流行りよ。新しい品だわ」
ヴィルヘルムは、施設長を擁護しようとしたようだったが、レオンティーナはそれをぴしゃりと跳ねのけた。
「……このカメオは頂き物です」