エリート御曹司が花嫁にご指名です
彼は写真通りの真面目な見た目。緊張しているみたいで、私と視線を合わさずに泳がせている。そんな白石さんの緊張がこちらにも伝わってきた。
席に着いた私も仕事で会う男性たちとは勝手が違い、なにを話せばいいのか困った。
もしかしたら、将来の結婚相手なのかもしれないのだ。第一印象は大事だと思う。
そこへ男性スタッフが注文を取りに現れた。
「……一条さん、ここは紅茶が美味しいところみたいです。それとアフタヌーンティーが。女性は好きですよね?」
スイーツは大好きなのでその提案に惹かれるが、初めての見合い相手を前に、アフタヌーンティーのスイーツをパクパク食べることなんてできない。
「そうですね……お昼ご飯がまだ消化しきれていないので、このモンブランケーキとアールグレイティーにしたいと思います。白石さんは……?」
「僕も同じもので、お願いします」
「かしこまりました」
男性スタッフは静かに注文を繰り返して、席から離れていった。
白石さんはカバンから一枚の折った紙を取り出して、私に開いて差し出す。
「これは僕のパーソナルデータを出したものです」
開いてくれたその紙を見ると、驚くことに年収まで書かれてあった。羅列した文字から目を離す。
席に着いた私も仕事で会う男性たちとは勝手が違い、なにを話せばいいのか困った。
もしかしたら、将来の結婚相手なのかもしれないのだ。第一印象は大事だと思う。
そこへ男性スタッフが注文を取りに現れた。
「……一条さん、ここは紅茶が美味しいところみたいです。それとアフタヌーンティーが。女性は好きですよね?」
スイーツは大好きなのでその提案に惹かれるが、初めての見合い相手を前に、アフタヌーンティーのスイーツをパクパク食べることなんてできない。
「そうですね……お昼ご飯がまだ消化しきれていないので、このモンブランケーキとアールグレイティーにしたいと思います。白石さんは……?」
「僕も同じもので、お願いします」
「かしこまりました」
男性スタッフは静かに注文を繰り返して、席から離れていった。
白石さんはカバンから一枚の折った紙を取り出して、私に開いて差し出す。
「これは僕のパーソナルデータを出したものです」
開いてくれたその紙を見ると、驚くことに年収まで書かれてあった。羅列した文字から目を離す。