エリート御曹司が花嫁にご指名です
小学生の頃から一緒にレッスンを受けていた親友は、十八歳でイギリスへ五年間、向こうの乗馬を習うために留学した。
現役を引退し、今年の三月に結婚した彼女は現在妊娠中。妊娠後期を迎え、お腹は大きく膨らんでいる。
私の周りは結婚ラッシュである。
「汐里! いらっしゃい!」
彼女は満面の笑みでカウンターの中から出てきて、私に抱きつく。
「珠理奈、そんなに強くっ。お腹大丈夫!?」
「平気、平気。久しぶり」
あっけらかんと笑いながら離れた珠理奈は、数歩離れて私を上から下まで舐(な)めるように見る。
「ど、どうしたの? なにかおかしい?」
彼女の視線にうろたえた私は、小脇に抱えていた乗馬ヘルメットを顔に持っていく。
「ちょっと、なにやってるのよ」
顔を隠した乗馬ヘルメットを、珠理奈は笑いながら取りはらう。
「おかしくないって。その逆よ。完璧なスタイルに顔。ねえ、うちのモデルにならない?」
「ええっ? モデル?」
珠理奈は目を丸くしてギョッとなっている私の腕を掴んで、カウンター近くの空いているソファへ連れていく。
現役を引退し、今年の三月に結婚した彼女は現在妊娠中。妊娠後期を迎え、お腹は大きく膨らんでいる。
私の周りは結婚ラッシュである。
「汐里! いらっしゃい!」
彼女は満面の笑みでカウンターの中から出てきて、私に抱きつく。
「珠理奈、そんなに強くっ。お腹大丈夫!?」
「平気、平気。久しぶり」
あっけらかんと笑いながら離れた珠理奈は、数歩離れて私を上から下まで舐(な)めるように見る。
「ど、どうしたの? なにかおかしい?」
彼女の視線にうろたえた私は、小脇に抱えていた乗馬ヘルメットを顔に持っていく。
「ちょっと、なにやってるのよ」
顔を隠した乗馬ヘルメットを、珠理奈は笑いながら取りはらう。
「おかしくないって。その逆よ。完璧なスタイルに顔。ねえ、うちのモデルにならない?」
「ええっ? モデル?」
珠理奈は目を丸くしてギョッとなっている私の腕を掴んで、カウンター近くの空いているソファへ連れていく。