エリート御曹司が花嫁にご指名です
「ドレスのデザインを決めるんだろう? 楽しみだな」
「はい。ウエディングドレスは小さい頃からの夢だったので」
純白のウエディングドレスは、幼い頃に夢中になっていた絵本の中のお姫さまが着るドレスだと思っていた頃が懐かしい。
優成さんはふと袖をまくり、腕時計へと目線を落とす。
「汐里、十九時半だ。もう上がっていい。ゆっくり休んで」
「でも……」
議事録の整理は終わっていたが、宮古島の件を進めようと思っていた。
「いや。先に上がってくれ」
「わかりました。お先に失礼します」
デスクの上を片づけて立ち上がり、優成さんの執務デスクの前に立つ。
「宮本さんのことは、気にしないでいいからな」
「私の指導不足のせいです……」
「いや、汐里のせいではない。今日のような専門用語が出る会議には、まだ早い。彼女の作成する書類の誤字脱字は、君が直しているんだろう?」
「それは……」
まさかバレているとは思っていなくて、とっさに答えられない。
「まだ俺の秘書としての彼女は未熟だ。とはいえ、いつまでも汐里に甘えられても困る」
「はい。もう少し厳しくしたいと思います。早く仕事に慣れてもらうように。では、お先に失礼します」
その場でペコッと頭を下げる私に、優成さんは不満げな声を出す。
「はい。ウエディングドレスは小さい頃からの夢だったので」
純白のウエディングドレスは、幼い頃に夢中になっていた絵本の中のお姫さまが着るドレスだと思っていた頃が懐かしい。
優成さんはふと袖をまくり、腕時計へと目線を落とす。
「汐里、十九時半だ。もう上がっていい。ゆっくり休んで」
「でも……」
議事録の整理は終わっていたが、宮古島の件を進めようと思っていた。
「いや。先に上がってくれ」
「わかりました。お先に失礼します」
デスクの上を片づけて立ち上がり、優成さんの執務デスクの前に立つ。
「宮本さんのことは、気にしないでいいからな」
「私の指導不足のせいです……」
「いや、汐里のせいではない。今日のような専門用語が出る会議には、まだ早い。彼女の作成する書類の誤字脱字は、君が直しているんだろう?」
「それは……」
まさかバレているとは思っていなくて、とっさに答えられない。
「まだ俺の秘書としての彼女は未熟だ。とはいえ、いつまでも汐里に甘えられても困る」
「はい。もう少し厳しくしたいと思います。早く仕事に慣れてもらうように。では、お先に失礼します」
その場でペコッと頭を下げる私に、優成さんは不満げな声を出す。