エリート御曹司が花嫁にご指名です
《それは問題だな。夫婦の時間も大事にしなくては》

そんな華さんをからかうのは優成さんだ。

《ハワードは適当なことを言ってるの。いつだって――》

 華さんは顔を真っ赤にしながら言葉を詰まらせる。

《優成さん、ハワードさん、華さんが困っていますよ。おふたりの仲のいい様子に、昨日から当てられっぱなしでした》

 私の援護に、男性ふたりは楽しそうに笑い、《そうだな。この辺でやめておこう》とハワードさんはそう言って、華さんを引き寄せて髪にキスを落とした。

 その夜、私たちはシアトルを離れ、一路日本へ飛んだ。





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