芸能人の幼なじみと、内緒のキスしちゃいました。
あ、危なかった。
あと1秒くらい遅かったら、まずいところを見られていただろうから。
「間宮くん、体調悪いみたいで。わたしは付き添い…です。た、たぶん熱あると思うので、あとはお願いします」
瑠衣くんの顔は見ずに早口で野田先生に告げて、椅子から立ち上がり保健室を飛び出した。
さっきまでの出来事を忘れるために頭を横に振って、教室に戻ろうとしたときにお昼休み終了のチャイムが鳴った。
あぁ、最悪……。
お昼は食べられなかったし、5時間目始まっちゃったし…。
「はぁ……」
頭の中ごちゃごちゃ。
悝世のことや瑠衣くんのことで。
どうせ授業には間に合わないし、少し気持ちを落ち着かせたいから。
……6時間目から参加することにして、1人で屋上へと向かった。