俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
赤土に片膝をつき、グレンの肩に触れて心配した次の瞬間、その手を強く払われた。
むくりと立ち上がったグレンに襟首を掴まれて持ち上げられ、アリスは爪先立ちになる。
「お前の攻撃程度で怪我をするわけないだろ。まだ調子に乗ってんのか? 今のは馬が悪かったんだ。見習いごときに、この俺が負けるはずはない」
「く、苦しい……」
アリスの爪先が浮いた時、誰かがグレンの腕を掴んだ。
低い声で「やめろ」と止めたのは、ロイ騎士団長である。
グレンはまずいところを見られてしまったと言いたげな顔で手を放し、アリスは数回深呼吸してから姿勢を正した。
突然、訓練場に現れた騎士団長に、アリスもグレン同様、叱られることを恐れている。
「今日は騎馬戦を指示していないぞ。どういうことだ?」
厳しい顔の騎士団長に、グレンは口を開こうとする。
けれども「お前には聞いていない」と発言を許可されなかった。
呼び寄せられたのは指導役の正騎士で、彼から簡単に事情説明を受けた騎士団長は、グレンの目の前に立ち、腕組みをした。
「グレン、今の説明に事実誤認があるなら弁明しろ」
むくりと立ち上がったグレンに襟首を掴まれて持ち上げられ、アリスは爪先立ちになる。
「お前の攻撃程度で怪我をするわけないだろ。まだ調子に乗ってんのか? 今のは馬が悪かったんだ。見習いごときに、この俺が負けるはずはない」
「く、苦しい……」
アリスの爪先が浮いた時、誰かがグレンの腕を掴んだ。
低い声で「やめろ」と止めたのは、ロイ騎士団長である。
グレンはまずいところを見られてしまったと言いたげな顔で手を放し、アリスは数回深呼吸してから姿勢を正した。
突然、訓練場に現れた騎士団長に、アリスもグレン同様、叱られることを恐れている。
「今日は騎馬戦を指示していないぞ。どういうことだ?」
厳しい顔の騎士団長に、グレンは口を開こうとする。
けれども「お前には聞いていない」と発言を許可されなかった。
呼び寄せられたのは指導役の正騎士で、彼から簡単に事情説明を受けた騎士団長は、グレンの目の前に立ち、腕組みをした。
「グレン、今の説明に事実誤認があるなら弁明しろ」