俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
「怪我はしていません。どうしてですか?」
「俺がこうしていたいからだ」
フッと笑う声がして、騎士団長の機嫌がいいことを知る。
からかいや冗談のようなものかと思いつつも、アリスは動悸を抑えられずに困るばかりだ。
アリスを軽々と担いだまま、騎士団長は宿舎に足を踏み入れる。
食堂前は出入りする騎士たちが大勢いて、皆、驚いてこちらに注目していた。
「アリュースがなにかやらかしたのか?」
「尻を叩かれたのかもしれないぞ」
そのようなヒソヒソ声も聞こえ、アリスは顔を熱くしながら心で叫ぶ。
(こんな格好なのは、お尻ぺんぺんされていたからじゃないわよ! ああ、恥ずかしい……)
やっと下ろされたのは、二階の騎士団長の部屋の中でだ。
室内は薄暗く、騎士団長はオイルランプひとつに火をつけると、テーブルに置いた。
長椅子を指さされたアリスはそこに座り、騎士団長が向かいに腰を下ろす。
アリスの鼓動が、また速度を上げた。
ランプに照らされる美麗な顔に色気を感じてしまうのは、肩から下ろされてもまだ逞しい筋肉の質感が頭から離れないせいであろうか。
「さて」
「俺がこうしていたいからだ」
フッと笑う声がして、騎士団長の機嫌がいいことを知る。
からかいや冗談のようなものかと思いつつも、アリスは動悸を抑えられずに困るばかりだ。
アリスを軽々と担いだまま、騎士団長は宿舎に足を踏み入れる。
食堂前は出入りする騎士たちが大勢いて、皆、驚いてこちらに注目していた。
「アリュースがなにかやらかしたのか?」
「尻を叩かれたのかもしれないぞ」
そのようなヒソヒソ声も聞こえ、アリスは顔を熱くしながら心で叫ぶ。
(こんな格好なのは、お尻ぺんぺんされていたからじゃないわよ! ああ、恥ずかしい……)
やっと下ろされたのは、二階の騎士団長の部屋の中でだ。
室内は薄暗く、騎士団長はオイルランプひとつに火をつけると、テーブルに置いた。
長椅子を指さされたアリスはそこに座り、騎士団長が向かいに腰を下ろす。
アリスの鼓動が、また速度を上げた。
ランプに照らされる美麗な顔に色気を感じてしまうのは、肩から下ろされてもまだ逞しい筋肉の質感が頭から離れないせいであろうか。
「さて」