俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
物怖じしないアリスの態度に、店主の方が気圧され気味である。
すぐにハサミを持ってきて、貸してくれた。
怪訝そうな店主の前で、アリスはなんと、背中の中ほどまであった艶やかな髪を、バッサリと切った。
結わえていた紐の上で切ったため、顎のラインまで短くなり、まるで少年のようだ。
スッキリとした笑顔を見せるアリスは、呆気に取られている店主にハサミを返し、ついでに切った髪の束も差しだした。
「ハサミ、ありがとうございました。ついでにこの髪、捨ててもらえますか?」
ハサミだけ受け取った店主は、まだ驚きの中にいるようで、上擦るような声で言う。
「か、髪は、五軒隣の床屋に持っていけば買い取ってくれるぞ。かつらにするんだ。それだけ長ければ、いい値になる」
「本当に!? おじさん、ご親切にありがとうございます」
有益な情報に喜んだアリスは、夕暮れの道をさっそく床屋に向かう。
(入団試験は明日。今夜は髪を売ったお金で力がつくものを食べよう。あー、お腹空いた)
短くなった髪をサラサラと揺らし、スキップを踏む足も軽やかだ。
「変わった娘だ……」
すぐにハサミを持ってきて、貸してくれた。
怪訝そうな店主の前で、アリスはなんと、背中の中ほどまであった艶やかな髪を、バッサリと切った。
結わえていた紐の上で切ったため、顎のラインまで短くなり、まるで少年のようだ。
スッキリとした笑顔を見せるアリスは、呆気に取られている店主にハサミを返し、ついでに切った髪の束も差しだした。
「ハサミ、ありがとうございました。ついでにこの髪、捨ててもらえますか?」
ハサミだけ受け取った店主は、まだ驚きの中にいるようで、上擦るような声で言う。
「か、髪は、五軒隣の床屋に持っていけば買い取ってくれるぞ。かつらにするんだ。それだけ長ければ、いい値になる」
「本当に!? おじさん、ご親切にありがとうございます」
有益な情報に喜んだアリスは、夕暮れの道をさっそく床屋に向かう。
(入団試験は明日。今夜は髪を売ったお金で力がつくものを食べよう。あー、お腹空いた)
短くなった髪をサラサラと揺らし、スキップを踏む足も軽やかだ。
「変わった娘だ……」