俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
酒場の主の呆れ声は、アリスの耳に入らなかった。
民家の物置小屋で寝かせてもらったアリスは翌日、勇んで王城に向かった。
切った髪が思いのほか高値で売れたため、その日の食事だけでなく、男物のズボンと貫頭衣、牛革のベストも買うことができた。
人並みにある胸の膨らみを隠すためにサラシも巻いており、その格好では女に見えず、心も少年になりきろうとする。
(これからは自分だけを頼って生きていくんだから、男である方が都合がいい。私は……いや僕は、絶対に騎士になってやる。そして無料の衣食住を手に入れるんだ)
王城にたどり着くと、その巨大さに圧倒される。
コックス村の半分が入りそうなほどに広く、周囲には高い城壁が築かれていた。
騎士団の入団試験を受けに来た男たちは百人ほどもいて、門兵が立つ正門から、ぞろぞろと入っていく。
アリスもその列に加わり、城壁内へ。
中に入ると、複数の建物が目に入った。
奥にあるのが、国王の住まう宮殿だろう。
たくさんの尖塔を備えた複雑な外観をしており、贅を凝らした荘厳なたたずまいである。
民家の物置小屋で寝かせてもらったアリスは翌日、勇んで王城に向かった。
切った髪が思いのほか高値で売れたため、その日の食事だけでなく、男物のズボンと貫頭衣、牛革のベストも買うことができた。
人並みにある胸の膨らみを隠すためにサラシも巻いており、その格好では女に見えず、心も少年になりきろうとする。
(これからは自分だけを頼って生きていくんだから、男である方が都合がいい。私は……いや僕は、絶対に騎士になってやる。そして無料の衣食住を手に入れるんだ)
王城にたどり着くと、その巨大さに圧倒される。
コックス村の半分が入りそうなほどに広く、周囲には高い城壁が築かれていた。
騎士団の入団試験を受けに来た男たちは百人ほどもいて、門兵が立つ正門から、ぞろぞろと入っていく。
アリスもその列に加わり、城壁内へ。
中に入ると、複数の建物が目に入った。
奥にあるのが、国王の住まう宮殿だろう。
たくさんの尖塔を備えた複雑な外観をしており、贅を凝らした荘厳なたたずまいである。