俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
黒うさぎは逞しく若干怖そうな感じがした。
二羽は声も人間の男性のように低い。
「事情はわかったよ。それでどうするんだ?」
困り顔で言うのは白うさぎだ。
「公にすれば罰しないわけにいかない。この子にそれは可哀想だから、回復不能の怪我を負ったことにして、元の巣穴に帰そうか」
アリスは目を動かして周囲を確認したが、“この子”と言われたうさぎは近くにいないようだ。
罰するような話をしていたが、そのうさぎがなにをやらかしたのだろうと思うだけで、アリスはのんきに聞いている。
黒うさぎは腕組みをして悩んでいるような唸り声を漏らす。
「そうするべきなんだろうな。だが、俺は……」
黒うさぎが言うには、“この子”と呼ばれたうさぎは雌なのだそう。
今は一緒の巣穴で生活しているが、どこか別の場所からやってきたようだ。
元の巣穴はどうしても嫌な奴がいて、そのせいで雌うさぎは飛び出してきたらしい。
けれども新しい巣穴も雌うさぎにとっては厳しい世界であり、他のうさぎたちに後れを取らないよう、毎日を必死の努力で過ごしているという。
黒うさぎは長い足を組み替え、渋い顔をしている。
二羽は声も人間の男性のように低い。
「事情はわかったよ。それでどうするんだ?」
困り顔で言うのは白うさぎだ。
「公にすれば罰しないわけにいかない。この子にそれは可哀想だから、回復不能の怪我を負ったことにして、元の巣穴に帰そうか」
アリスは目を動かして周囲を確認したが、“この子”と言われたうさぎは近くにいないようだ。
罰するような話をしていたが、そのうさぎがなにをやらかしたのだろうと思うだけで、アリスはのんきに聞いている。
黒うさぎは腕組みをして悩んでいるような唸り声を漏らす。
「そうするべきなんだろうな。だが、俺は……」
黒うさぎが言うには、“この子”と呼ばれたうさぎは雌なのだそう。
今は一緒の巣穴で生活しているが、どこか別の場所からやってきたようだ。
元の巣穴はどうしても嫌な奴がいて、そのせいで雌うさぎは飛び出してきたらしい。
けれども新しい巣穴も雌うさぎにとっては厳しい世界であり、他のうさぎたちに後れを取らないよう、毎日を必死の努力で過ごしているという。
黒うさぎは長い足を組み替え、渋い顔をしている。