俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
「よほど帰りたくないのだろう。ここを追い出せば、家出を繰り返し、危険な目に遭いそうだ」
(危険って、狐や鷹に襲われるということ? 行くあてがなくてウロウロしていたら食べられてしまうかもしれないね)
黒うさぎは人間の目から見ても、男らしくてかっこいい。
心配してもらえる雌うさぎを羨ましく思いつつ、同情も寄せていた。
(雌うさぎの気持ち、私にはわかる。似たような境遇だもの。騎士生活がどんなに大変でも、村には帰りたくない。デイブの嫁だけは絶対に嫌)
「この件は俺たちの胸だけにしまって、ここに置いてやりたいと思うんだ。体の成長もある。この先ずっとというわけにはいかないだろうが、もう少しだけ面倒をみてやりたい」
黒うさぎは真剣な顔をして結論を出した。
すると白うさぎがクスリと笑う。
「気に入っているから手元に置きたいと、素直に言えば?」
「なっ。俺はこいつのことを考えてだな――」
「はいはい。ほら、時間だよ。盗賊団の事後処理で忙しいんだろ? 後は任せて。うまくごまかしておくから」
盗賊やごまかすという言葉に、もしやこのうさぎたちは悪党ではないかとアリスは眉を寄せた。
(危険って、狐や鷹に襲われるということ? 行くあてがなくてウロウロしていたら食べられてしまうかもしれないね)
黒うさぎは人間の目から見ても、男らしくてかっこいい。
心配してもらえる雌うさぎを羨ましく思いつつ、同情も寄せていた。
(雌うさぎの気持ち、私にはわかる。似たような境遇だもの。騎士生活がどんなに大変でも、村には帰りたくない。デイブの嫁だけは絶対に嫌)
「この件は俺たちの胸だけにしまって、ここに置いてやりたいと思うんだ。体の成長もある。この先ずっとというわけにはいかないだろうが、もう少しだけ面倒をみてやりたい」
黒うさぎは真剣な顔をして結論を出した。
すると白うさぎがクスリと笑う。
「気に入っているから手元に置きたいと、素直に言えば?」
「なっ。俺はこいつのことを考えてだな――」
「はいはい。ほら、時間だよ。盗賊団の事後処理で忙しいんだろ? 後は任せて。うまくごまかしておくから」
盗賊やごまかすという言葉に、もしやこのうさぎたちは悪党ではないかとアリスは眉を寄せた。