俺様騎士団長は男装女子が欲しくてたまらない〜この溺愛おかしくないですか?~
アリスは混乱する頭を整理する。
(ええと、私、どうしたんだっけ?)
コズメル盗賊団の親玉が突然、目の前に現れたことを思い出す。
自分の力で捕まえようとしたら失敗し、やられそうになったところをロイ騎士団長に助けられたのだ。
(最初から笛を吹いて知らせていればよかったのに、指示を守らず迷惑をかけてしまった。これは後で厳しく叱られそう。挙句の果てに気絶までして、かっこ悪い……)
眉を下げ、反省しているアリスだが、あることに思い当たり、途端に焦りだす。
(服! 私、コズメルに胸元を斬られたよね。スースーしたから多分サラシまで。騎士団長や他の騎士に見られたんじゃ……)
慌ててベッドに身を起こし、胸元を確認するも、騎士服に切られた跡はない。
ボタンを外して中を確かめても、貫頭衣とサラシにも破損はなかった。
「どういうこと……?」
アリスが目を瞬かせたら、「目が覚めた?」と声がして、医師長がついたてをずらし、ベッドサイドに歩み寄った。
「アリュース君、君は後頭部を打ちつけ脳震盪を起こしたんだよ。痛みや吐き気は?」
「ないです……」
(ええと、私、どうしたんだっけ?)
コズメル盗賊団の親玉が突然、目の前に現れたことを思い出す。
自分の力で捕まえようとしたら失敗し、やられそうになったところをロイ騎士団長に助けられたのだ。
(最初から笛を吹いて知らせていればよかったのに、指示を守らず迷惑をかけてしまった。これは後で厳しく叱られそう。挙句の果てに気絶までして、かっこ悪い……)
眉を下げ、反省しているアリスだが、あることに思い当たり、途端に焦りだす。
(服! 私、コズメルに胸元を斬られたよね。スースーしたから多分サラシまで。騎士団長や他の騎士に見られたんじゃ……)
慌ててベッドに身を起こし、胸元を確認するも、騎士服に切られた跡はない。
ボタンを外して中を確かめても、貫頭衣とサラシにも破損はなかった。
「どういうこと……?」
アリスが目を瞬かせたら、「目が覚めた?」と声がして、医師長がついたてをずらし、ベッドサイドに歩み寄った。
「アリュース君、君は後頭部を打ちつけ脳震盪を起こしたんだよ。痛みや吐き気は?」
「ないです……」