となりのオオカミくん











その後は、一ノ瀬くんがのんびりテレビを見ている間にささっとオムライスを作って、夕飯の時間になった。







「「いただきます」」





昨日と何も変わらない挨拶に、ほっとしている反面、もやもやが少し残る。






昨日の夜、一体何があったんだろう。








私自身、気絶なんて人生でほとんどしたことないから、余計に不安になる。









きっと一ノ瀬くんは教えてくれないんだろうけど…。







オムライスを食べながら、ちらちら一ノ瀬くんに視線を送るも、一ノ瀬くんは全くこちらを見る気配なく黙々とオムライスに食らいついている。







………なんかそうゆうところ、ちょっと意外で可愛いよなぁ。






誰も知らない一ノ瀬くんを私だけが知っていることに、少しだけ優越感を覚える。






__なんちゃって。







そんなことを思っていたら、昨日の事なんてどうでも良くなって、いつの間にか気にしなくなってしまっていた。










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