永世中立でいたいんだけど、そうさせないのが君たちだよね 〜龍になっております〜
奇妙な感覚に襲われる。2人はこんな性格だっただろうか。ゆいは過剰なまでに攻撃的であり、めいはとても落ち着きを持っている。
「何が誤解なの?助けられてばかり?…本当に頭がおかしくなっているようだね。」
話を聞いている周りの魔道士たちは頭に疑問を浮かべている。無理ないだろう。私でさえも疑問なのだから。
「りんはあんたなんかに渡さない。この龍族はりんと同じオーラをしてる。稀有なただの龍族だと思っていたけど契約してから話を聞く。」
ちょっと、まてまて。私だと気づいてるってことではないか。
「…私も同じことを考えていたよ、ゆい。まだ話は済んでいないけれどりんは私を信じてくれている。私とりんは必ず契約をするよ。」
…めいもかー。なら隠す必要は無い。
「…そうだよ。めい、ゆい。私はりん。」
なんて皮肉な光景だろうか。友だちを取り合う…それに、私と分かってこんな話をしていた2人に何故だか悲しさが込み上げる。
2人の視線と魔族たちの視線が私に集中する。どちらに味方をするのか、どちらを敵に回すのか。
私はもう既に決めていた。
「何が誤解なの?助けられてばかり?…本当に頭がおかしくなっているようだね。」
話を聞いている周りの魔道士たちは頭に疑問を浮かべている。無理ないだろう。私でさえも疑問なのだから。
「りんはあんたなんかに渡さない。この龍族はりんと同じオーラをしてる。稀有なただの龍族だと思っていたけど契約してから話を聞く。」
ちょっと、まてまて。私だと気づいてるってことではないか。
「…私も同じことを考えていたよ、ゆい。まだ話は済んでいないけれどりんは私を信じてくれている。私とりんは必ず契約をするよ。」
…めいもかー。なら隠す必要は無い。
「…そうだよ。めい、ゆい。私はりん。」
なんて皮肉な光景だろうか。友だちを取り合う…それに、私と分かってこんな話をしていた2人に何故だか悲しさが込み上げる。
2人の視線と魔族たちの視線が私に集中する。どちらに味方をするのか、どちらを敵に回すのか。
私はもう既に決めていた。