如月の空の下、光る君を見つけた。
私の父は建設業を営んでいた。


皆さんがイメージする通り、パワフルで明るくて、私に対して練乳以上に甘すぎた。


そのため、のびのびと自由気ままでアウトドアで活発な性格に育ったのだけれど、勉強は真面目にやっていた。


なぜなら、父の会社の後を継ぎたかったから。


私しかいないなら、私がやるしかないって分かっていたし、それ以上に私自身が父の意思を継ぎたかったのだ。


そして、父のことが大好きだった。


< 24 / 98 >

この作品をシェア

pagetop