空よりも海よりもキミのことを知りたかった。
思い返せば色々なことがあって確かに4ヶ月間という時を過ごして来たのだけれど、私には刹那的に感じる。

まるで...そう、花火のよう。

ひゅ~っと上がっていく時の高揚。

藍色の夜空に咲いた時の喜び。

消えていく時の儚さ。

それは全て数秒間の出来事。

私の心もこんな感じだった。

ぱっと咲いてぱっと消えていく花火のようだった。

でもね、人生の中でこんなにも夢中になれる恋が出来たことを私は幸せに思う。

ただ真っ直ぐに颯翔くんだけを見つめ続けた日々は私の大切な宝物。

胸の一番奥の引き出しに大事にしまっておこう。

最後の花火が消えて無くなるまで私は颯翔くんを思い続ける。

颯翔くん、本当にありがとう。

颯翔くんのことが...大好きでした。

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