空よりも海よりもキミのことを知りたかった。
それから2日間、私は体調不良で学校を休んだ。
2日ぶりにたっくんに挨拶をしたけど、彼は気にしていないようで、ぎこちなくなってしまう自分が哀れに思えた。
そして昼休み。
私が教室を出るとばったり樹くんと会った。
「お~!碧萌ちゃん!ナイスタイミング!颯翔もそろそろ来るよ」
「うん...」
「どうした?何かあった?」
あったと言えばあったけど、樹くんに言えない。
仲良くなってまだ2ヶ月くらいしか経ってないというのに、余計な負担をかけたくない。
と俯いていると、
「西沢こんなところで何してるの?」
私の真横にたっくん登場。
嫌な予感がする。
この状況、どうやったら解けるだろうか。
「いやさぁ、颯翔が碧萌ちゃんに借り物してたみたいでそれを返すっていうから来たんだけど、忘れ物したみたいで。...って、颯翔!遅いぞ!」
うわ、最悪。
この構図は今一番不愉快なやつ。
私、たっくんにあの日のこと言ってないし、黙っててバレたらそれはそれでまずい展開になりそう。
「ごめん、遅くなった」
「おっせーよ。ほら、ちゃっちゃと渡して」
ど、ど、ど、どうしよう...。
たっくんの前でお父さんのスウエットが登場する...。
「これ...ありがと。この前は助かった」
「あ...うん」
「体調は?もう大丈夫なのか?」
「うん、大丈夫。じゃ、私、職員室に用があるから行くね」
2日ぶりにたっくんに挨拶をしたけど、彼は気にしていないようで、ぎこちなくなってしまう自分が哀れに思えた。
そして昼休み。
私が教室を出るとばったり樹くんと会った。
「お~!碧萌ちゃん!ナイスタイミング!颯翔もそろそろ来るよ」
「うん...」
「どうした?何かあった?」
あったと言えばあったけど、樹くんに言えない。
仲良くなってまだ2ヶ月くらいしか経ってないというのに、余計な負担をかけたくない。
と俯いていると、
「西沢こんなところで何してるの?」
私の真横にたっくん登場。
嫌な予感がする。
この状況、どうやったら解けるだろうか。
「いやさぁ、颯翔が碧萌ちゃんに借り物してたみたいでそれを返すっていうから来たんだけど、忘れ物したみたいで。...って、颯翔!遅いぞ!」
うわ、最悪。
この構図は今一番不愉快なやつ。
私、たっくんにあの日のこと言ってないし、黙っててバレたらそれはそれでまずい展開になりそう。
「ごめん、遅くなった」
「おっせーよ。ほら、ちゃっちゃと渡して」
ど、ど、ど、どうしよう...。
たっくんの前でお父さんのスウエットが登場する...。
「これ...ありがと。この前は助かった」
「あ...うん」
「体調は?もう大丈夫なのか?」
「うん、大丈夫。じゃ、私、職員室に用があるから行くね」