空よりも海よりもキミのことを知りたかった。
6月15日の放課後。

私はたっくんを屋上に呼び出して返事をした。


「そっか...分かった。だけどそいつが碧萌を傷つけたらその時はただじゃおかないから。何かあったら言ってね」

「うん。本当にごめんなさい」

「振った人間が謝るなんておかしいよ。もっと堂々と清々しい態度で進んでいかなきゃ」

「ありがとう、たっくん」


たっくんとはこれからも永遠に幼なじみで友人だ。

そして私は...颯翔くんをおう。

< 64 / 112 >

この作品をシェア

pagetop