空よりも海よりもキミのことを知りたかった。
7月に入った。
ちょうど期末テストの準備期間で勉強をしていたから忘れることが出来た。
颯翔くんとも樹くんともクラスが違っていて良かったと思ったのは初めてだった。
テストは3日間に渡り、毎日3教科ずつ行われる。
夏休み前のテストもこれで最後。
夏休みを満喫するためにも頑張って勉強した。
その結果、私は赤点ゼロで無事1学期の終了式を迎えた。
「碧萌ちゃん」
「夏帆ちゃん、お疲れ。もちろん夏帆ちゃんは赤点なしだよね?」
「うん。無事全部合格したよ。それでね、夏休みのことなんだけど...」
夏帆ちゃんは私に1枚のチラシを見せた。
そこには毎年行っている花火大会の詳細が書かれていた。
「わたし今年も行きたいんだけど、その...2人だと緊張するから...出来れば碧萌ちゃんにも来てほしいというか...なんというか...碧萌ちゃんとも一緒に行きたいなぁと思って」
夏帆ちゃんは自分が言ったことを忘れてしまったらしい。
失恋した相手との思い出の場所にまた行きたいとは正直思えないのだけれど、夏帆ちゃんに悪気は無いだろうし、私はひとつ返事でOKした。
「じゃあ、29日去年と同じ場所、同じ時間で」
「うん、分かった。夏帆ちゃんはこれから塾だよね?頑張ってね」
「ありがとう。じゃあ、またね」
夏帆ちゃんと別れた後、私はスマホのスケジュールにメモをした。
7月29日 花火大会。
午後2時集合。
ちょうど期末テストの準備期間で勉強をしていたから忘れることが出来た。
颯翔くんとも樹くんともクラスが違っていて良かったと思ったのは初めてだった。
テストは3日間に渡り、毎日3教科ずつ行われる。
夏休み前のテストもこれで最後。
夏休みを満喫するためにも頑張って勉強した。
その結果、私は赤点ゼロで無事1学期の終了式を迎えた。
「碧萌ちゃん」
「夏帆ちゃん、お疲れ。もちろん夏帆ちゃんは赤点なしだよね?」
「うん。無事全部合格したよ。それでね、夏休みのことなんだけど...」
夏帆ちゃんは私に1枚のチラシを見せた。
そこには毎年行っている花火大会の詳細が書かれていた。
「わたし今年も行きたいんだけど、その...2人だと緊張するから...出来れば碧萌ちゃんにも来てほしいというか...なんというか...碧萌ちゃんとも一緒に行きたいなぁと思って」
夏帆ちゃんは自分が言ったことを忘れてしまったらしい。
失恋した相手との思い出の場所にまた行きたいとは正直思えないのだけれど、夏帆ちゃんに悪気は無いだろうし、私はひとつ返事でOKした。
「じゃあ、29日去年と同じ場所、同じ時間で」
「うん、分かった。夏帆ちゃんはこれから塾だよね?頑張ってね」
「ありがとう。じゃあ、またね」
夏帆ちゃんと別れた後、私はスマホのスケジュールにメモをした。
7月29日 花火大会。
午後2時集合。