上司は優しい幼なじみ
「山本さんは、向こうで彼氏ができて今は一緒に住んでいるよ。仕事以外で彼女と会っていたこともないし。もしかして、陽菜そんなこと気にしていたの?」
「そ、そんなことって…!!」
未だに笑い続けるたっくんに無性に腹が立った。
仕事だから仕方ないと言っても、元カノと見知らぬ土地で同じ時間を共有するなんて、何か起きてもおかしくない。
それを’そんなこと’で片づけるなんて…!!
「いやぁ、ごめんごめん。なんか、可愛いなぁと思って」
宥めるように私の頭を優しく撫でるが、ムッとした表情を向ける。
そんな様子も彼は楽しんでいるようで、大人の余裕を感じた。
「陽菜、ここに来たってことはまだ仕事残ってるんじゃないの?」
その言葉にはっとする。
そうだ。今日中に終わらせたい仕事があって、眠気覚ましのコーヒーを飲みに来たんだ。
でも、そのコーヒーも全てぶちまけてしまった。
眠気なんて吹き飛んだから、まぁいいのだが。
「ちょっと待ってて」
たっくんはそう言い残し給湯室を出ていった。
しばらくして戻って来た彼は手に持っていたものを差し出す。
「これ、自販機のだけど」
渡されたそれは缶コーヒーだった。
程よい温かさ。まるでたっくんの温もりみたいに。
「そ、そんなことって…!!」
未だに笑い続けるたっくんに無性に腹が立った。
仕事だから仕方ないと言っても、元カノと見知らぬ土地で同じ時間を共有するなんて、何か起きてもおかしくない。
それを’そんなこと’で片づけるなんて…!!
「いやぁ、ごめんごめん。なんか、可愛いなぁと思って」
宥めるように私の頭を優しく撫でるが、ムッとした表情を向ける。
そんな様子も彼は楽しんでいるようで、大人の余裕を感じた。
「陽菜、ここに来たってことはまだ仕事残ってるんじゃないの?」
その言葉にはっとする。
そうだ。今日中に終わらせたい仕事があって、眠気覚ましのコーヒーを飲みに来たんだ。
でも、そのコーヒーも全てぶちまけてしまった。
眠気なんて吹き飛んだから、まぁいいのだが。
「ちょっと待ってて」
たっくんはそう言い残し給湯室を出ていった。
しばらくして戻って来た彼は手に持っていたものを差し出す。
「これ、自販機のだけど」
渡されたそれは缶コーヒーだった。
程よい温かさ。まるでたっくんの温もりみたいに。