上司は優しい幼なじみ
昨日プロポーズされてからそのままたっくんの部屋に来て、お互い求めるように体を重ね、すぐに力尽きた。
そういえばと思い、ずっと胸にしまっていた疑問の答えを聞き出す。
「あのさ…たっくん。聞きたいことがあって」
「ん?」
「給湯室で会った後、辞令が出るまで…というか、実際にこっちに戻ってくるまで何していたの?」
すると、何やら考える表情を見せる。
私も敢えて連絡はしないでいたし、疑っているわけでは微塵もないが、心配になっていたのも事実だ。
「色々、準備していたんだ。身を固める覚悟をして、陽菜にプロポーズできるように」
「え…」
たっくんは横たわったまま私を抱き寄せ、大きな手で私の頭を包み込んだ。
肌がピタリと密着し、その体温が直接伝わる。
厚い胸板に頬を寄せる。固いけど、柔らかく包まれているようだ。
「陽菜の実家にも行ったんだ。改めて自分の思いをしっかり伝えたくて。陽菜のお母さんは’わざわざそんなのいいのに’って言っていたけどな」
嘘…全然知らなかった。
お母さんからそんなこと言われていなかったし。
「俺の両親にも、結婚を考えていることを言いに行った。相手があの陽菜だってわかった瞬間めちゃくちゃ喜んでいたよ。こんな話すると、’また一人で勝手に’って思われるかもしれないけど、陽菜が安心して俺との未来を歩んでくれるように、土台を作っておきたかったんだ。改めて陽菜と一緒に挨拶したいと思っているよ」
私の体をぎゅっと抱きしめる。
彼の胸元に耳を当てると、ドクンドクンと心臓が鼓動する音がはっきりと聞こえた。
そのリズムが心地よくなり、そっと目を閉じて言葉の続きを待つ。
そういえばと思い、ずっと胸にしまっていた疑問の答えを聞き出す。
「あのさ…たっくん。聞きたいことがあって」
「ん?」
「給湯室で会った後、辞令が出るまで…というか、実際にこっちに戻ってくるまで何していたの?」
すると、何やら考える表情を見せる。
私も敢えて連絡はしないでいたし、疑っているわけでは微塵もないが、心配になっていたのも事実だ。
「色々、準備していたんだ。身を固める覚悟をして、陽菜にプロポーズできるように」
「え…」
たっくんは横たわったまま私を抱き寄せ、大きな手で私の頭を包み込んだ。
肌がピタリと密着し、その体温が直接伝わる。
厚い胸板に頬を寄せる。固いけど、柔らかく包まれているようだ。
「陽菜の実家にも行ったんだ。改めて自分の思いをしっかり伝えたくて。陽菜のお母さんは’わざわざそんなのいいのに’って言っていたけどな」
嘘…全然知らなかった。
お母さんからそんなこと言われていなかったし。
「俺の両親にも、結婚を考えていることを言いに行った。相手があの陽菜だってわかった瞬間めちゃくちゃ喜んでいたよ。こんな話すると、’また一人で勝手に’って思われるかもしれないけど、陽菜が安心して俺との未来を歩んでくれるように、土台を作っておきたかったんだ。改めて陽菜と一緒に挨拶したいと思っているよ」
私の体をぎゅっと抱きしめる。
彼の胸元に耳を当てると、ドクンドクンと心臓が鼓動する音がはっきりと聞こえた。
そのリズムが心地よくなり、そっと目を閉じて言葉の続きを待つ。