年の差婚で娶られたら、国王陛下の愛が止まりません
その温もりと力強さに、胸のつかえがスーッと外れていくような、そんな心地がした。私は温かな腕に身を委ね、これまで誰にも告げられずに胸に堆積していた思いを、ぽつりぽつりと語った。
「ところが、それがそうでもないんです。以前、胸当てを望んだ時のお母様の激昂ぶりが、良くも悪くも教訓になっていて。私には、そもそもお母様や侍女に何かを相談するという選択肢がないので、そう言った意味では割り切っていましたから」
「……っ」
ゴードン伯爵夫人は目に涙を滲ませ、声を詰まらせた。けれど肩を抱く腕だけは緩めぬまま、私に人肌の温もりを伝える。
その優しい温もりに気が緩んだのだろうか。私はこれまで誰にも語った事のない心の内側を、ゴードン伯爵夫人に打ち明けていた。
「きっと、お母様には私の成長が疎ましいものだったんですよね……」
ところが、実際に口にのせた言葉は、私の中でどうしてかしっくりこない。
……なんだろう? どこか物の本質を見誤っているような、釈然としない、この違和感のようなものは……。
「ところが、それがそうでもないんです。以前、胸当てを望んだ時のお母様の激昂ぶりが、良くも悪くも教訓になっていて。私には、そもそもお母様や侍女に何かを相談するという選択肢がないので、そう言った意味では割り切っていましたから」
「……っ」
ゴードン伯爵夫人は目に涙を滲ませ、声を詰まらせた。けれど肩を抱く腕だけは緩めぬまま、私に人肌の温もりを伝える。
その優しい温もりに気が緩んだのだろうか。私はこれまで誰にも語った事のない心の内側を、ゴードン伯爵夫人に打ち明けていた。
「きっと、お母様には私の成長が疎ましいものだったんですよね……」
ところが、実際に口にのせた言葉は、私の中でどうしてかしっくりこない。
……なんだろう? どこか物の本質を見誤っているような、釈然としない、この違和感のようなものは……。