年の差婚で娶られたら、国王陛下の愛が止まりません
「……ルーカスの言葉を借りれば、お前はすごい。それこそ、俺の想定などはるかに越えて。お前ほど王妃として立つに相応しい者はないと確信した」
突然もたらされた身に過ぎる評価に、パチパチと目を瞬かせる。
既成概念というのは、時に人の目を曇らせる。私はかつて故郷の湖沼地帯で、自治会長が自治会費を地元住民のみならず、保養で一時滞在する貴族らからも募る事で財源を維持させた一件を覚えていた。これは当時、自治会費は地元民からの徴収で賄うものと思い込んでいた人々の度肝を抜いた。
今回の一件もこれと同じで、政治の中心から距離のある立ち位置と習いたての法知識で、たまたま思い至ったに過ぎない。
「いえ、これは本当にたまたまなんです。それより、いきなり現れた私の意見に、セラヴィンさんが耳を傾けてくれて嬉しかったです」
「果たしてそうかな。俺は今から半年後が楽しみでならない」
今の私には過ぎた評価。けれどあと、六カ月……。
私は王妃に相応しい才覚を供え、セラヴィンさんの隣に並びたい――。
突然もたらされた身に過ぎる評価に、パチパチと目を瞬かせる。
既成概念というのは、時に人の目を曇らせる。私はかつて故郷の湖沼地帯で、自治会長が自治会費を地元住民のみならず、保養で一時滞在する貴族らからも募る事で財源を維持させた一件を覚えていた。これは当時、自治会費は地元民からの徴収で賄うものと思い込んでいた人々の度肝を抜いた。
今回の一件もこれと同じで、政治の中心から距離のある立ち位置と習いたての法知識で、たまたま思い至ったに過ぎない。
「いえ、これは本当にたまたまなんです。それより、いきなり現れた私の意見に、セラヴィンさんが耳を傾けてくれて嬉しかったです」
「果たしてそうかな。俺は今から半年後が楽しみでならない」
今の私には過ぎた評価。けれどあと、六カ月……。
私は王妃に相応しい才覚を供え、セラヴィンさんの隣に並びたい――。