年の差婚で娶られたら、国王陛下の愛が止まりません
「ええ。主人でしたらまだ議会から戻っておりませんわ。あなた、議員を務めるエリオット子爵ではありませんこと? 本日の議会はずいぶんと閉会がお早かったのですね。……あぁ、よほど議決がスムーズだったのでしょうか?」
……え!? この男が議員!
目の前の男が議員と聞かされてはじめて、私は男の剣幕が今日の議会、しいては臨時徴収に付随するものだと気付く。
「ふざけるな! あんなふざけた議会の席にいられるか! お前の亭主は頭がおかしいのか!? 復興大臣だかなんだか知らんが、領収税から臨時徴収しようなどどうかしている! 同じ貴族でありながら、この裏切り者がっ!!」
激昂した男が懐から何かを掴み上げ、夫人に向かって腕を振りかぶる。
「危ない!」
気付いた時には、勝手に体が動いていた。夫人を突き飛ばした直後、こめかみの辺りにゴンッという衝撃と共に鋭い痛みが走る。
っ!!
「リリア様!」
一歩後ろにたたらを踏んで、ジンジンと熱を持つこめかみに手をあてがえば、ドロリと濡れた感触がした。
……え!? この男が議員!
目の前の男が議員と聞かされてはじめて、私は男の剣幕が今日の議会、しいては臨時徴収に付随するものだと気付く。
「ふざけるな! あんなふざけた議会の席にいられるか! お前の亭主は頭がおかしいのか!? 復興大臣だかなんだか知らんが、領収税から臨時徴収しようなどどうかしている! 同じ貴族でありながら、この裏切り者がっ!!」
激昂した男が懐から何かを掴み上げ、夫人に向かって腕を振りかぶる。
「危ない!」
気付いた時には、勝手に体が動いていた。夫人を突き飛ばした直後、こめかみの辺りにゴンッという衝撃と共に鋭い痛みが走る。
っ!!
「リリア様!」
一歩後ろにたたらを踏んで、ジンジンと熱を持つこめかみに手をあてがえば、ドロリと濡れた感触がした。