年の差婚で娶られたら、国王陛下の愛が止まりません
エリオット子爵が怒りを露わにすればするだけ、キンと頭が冷えていくようだった。
「私は議会のなんたるかは分からなくとも、国のなんたるかはあなたよりも分かっているつもりです。王や貴族のために国があるのではなく、国のために王や貴族があるんです!」
この時、私の口を衝いて出てきた言葉は、教科書に書かれている文言とは違っていた。
だけどこれこそが根幹なのだと、エリオット子爵に語りながら、私自身の胸にもまた理解が下りていた。
「馬鹿にしおってっ!!」
激昂したエリオット子爵が掴みかかってくるのをスローモーションに見ていた。だけど不思議と、恐ろしさは感じなかった。
エリオット子爵の手が間近に迫り、きたる衝撃に備えて瞼を閉じた。
しかし、いくら経っても衝撃は訪れない。ずっと聞こえていた周囲のざわめきも、何故かシンと静まっていた。
……なに?
怪訝に思いながら、瞑っていた瞼をゆっくりと開く。
「え! セラヴィンさん!?」
「私は議会のなんたるかは分からなくとも、国のなんたるかはあなたよりも分かっているつもりです。王や貴族のために国があるのではなく、国のために王や貴族があるんです!」
この時、私の口を衝いて出てきた言葉は、教科書に書かれている文言とは違っていた。
だけどこれこそが根幹なのだと、エリオット子爵に語りながら、私自身の胸にもまた理解が下りていた。
「馬鹿にしおってっ!!」
激昂したエリオット子爵が掴みかかってくるのをスローモーションに見ていた。だけど不思議と、恐ろしさは感じなかった。
エリオット子爵の手が間近に迫り、きたる衝撃に備えて瞼を閉じた。
しかし、いくら経っても衝撃は訪れない。ずっと聞こえていた周囲のざわめきも、何故かシンと静まっていた。
……なに?
怪訝に思いながら、瞑っていた瞼をゆっくりと開く。
「え! セラヴィンさん!?」