年の差婚で娶られたら、国王陛下の愛が止まりません
もちろん、焦る気持ちがないと言ったら嘘になる。綺麗ごとを別にすれば、当然ながら俺にも性欲があり、寝台を共にしながら交接を成せない事は苦しい。
けれど俺は、彼女と名実共に夫婦となるのは婚儀の後でも構わないと思っていた。彼女にも語った通り、俺も彼女もまだ若い。
この先、夫婦として何十年と共に過ごす事を考えれば、長い人生の中、今一時の足踏みは決して無駄ではあり得ない。
今は慣れない環境でお妃教育に励むリリアと、心を繋ぐための時間だ。あと半年、狂おしく眠れぬ夜は、愛しい彼女と積み重ねた記憶のひとつひとつを思い返して過ごそう。
それは俺にとって、かけがえのない至福の時間だ。
「なぁセラヴィン、どうやったら連日連夜のマッサージで赤ん坊が宿ると思えるんだ? リリア嬢はほんとうに、もうじき成人を迎えるんだよな? 幼すぎやしないか?」
寝室を出てしばらく進んだところで、暗がりからルーカスがヌッと姿を現して言った。
「聞いていたのか? 無粋だな」
けれど俺は、彼女と名実共に夫婦となるのは婚儀の後でも構わないと思っていた。彼女にも語った通り、俺も彼女もまだ若い。
この先、夫婦として何十年と共に過ごす事を考えれば、長い人生の中、今一時の足踏みは決して無駄ではあり得ない。
今は慣れない環境でお妃教育に励むリリアと、心を繋ぐための時間だ。あと半年、狂おしく眠れぬ夜は、愛しい彼女と積み重ねた記憶のひとつひとつを思い返して過ごそう。
それは俺にとって、かけがえのない至福の時間だ。
「なぁセラヴィン、どうやったら連日連夜のマッサージで赤ん坊が宿ると思えるんだ? リリア嬢はほんとうに、もうじき成人を迎えるんだよな? 幼すぎやしないか?」
寝室を出てしばらく進んだところで、暗がりからルーカスがヌッと姿を現して言った。
「聞いていたのか? 無粋だな」