年の差婚で娶られたら、国王陛下の愛が止まりません
「っ、危ないでしょう!? 気を付けなさい!」
お母様が、外の従者に向かって声を張る。
「奥方様、申し訳ございません!!」
長く見つめている事がお母様にバレて、私まで不興をかってはたまらない。私はそっとお母様から目線を外すと、さり気なく横の窓へと視線を向けた。
再び馬車は、カタカタと進みだす。
私は満腹とまではいかないが、久しぶりに満たされたお腹と、スコット子爵夫人の優しさに触れて綻んだ心、膝にのるバスケットの重みを感じながら、心地よい馬車の揺れに身を委ねた。
帰宅後、自室に戻った私は真っ先にバスケットを開けた。可愛らしいクロスを取れば、バスケットの一番上にはスコット子爵夫人お手製のマフィンが入っていた。
けれど、マフィンだけではバスケットは埋まらない。下にも、別の何かが入っているようだった。
「……うそ」
マフィンを取り出して、私は目を丸くした。
お母様が、外の従者に向かって声を張る。
「奥方様、申し訳ございません!!」
長く見つめている事がお母様にバレて、私まで不興をかってはたまらない。私はそっとお母様から目線を外すと、さり気なく横の窓へと視線を向けた。
再び馬車は、カタカタと進みだす。
私は満腹とまではいかないが、久しぶりに満たされたお腹と、スコット子爵夫人の優しさに触れて綻んだ心、膝にのるバスケットの重みを感じながら、心地よい馬車の揺れに身を委ねた。
帰宅後、自室に戻った私は真っ先にバスケットを開けた。可愛らしいクロスを取れば、バスケットの一番上にはスコット子爵夫人お手製のマフィンが入っていた。
けれど、マフィンだけではバスケットは埋まらない。下にも、別の何かが入っているようだった。
「……うそ」
マフィンを取り出して、私は目を丸くした。