年の差婚で娶られたら、国王陛下の愛が止まりません
「セラヴィンさん、今の話をもう一度、はじめから聞かせてください。お母様の事ならば、私には知る権利があると思います」
扉の外に控える護衛兵含め、俺の政務室には信用のおける者しか置いていない。そうして彼らは皆、俺の意図を汲み、リリアを丁寧に遇する。
リリアが政務室に俺を訪ねてくれば、彼らは躊躇なく彼女を室内に通す。とはいえ、彼女が俺の政務室を訪ねてくる事は稀で、ルーカスが緊急の報告を上げてくる事自体も稀。しかもこの日に限って、彼女は内庭から訪れた。更に、普段閉め切っている事の多いガラス戸は、今は換気のため、薄く開け放たれたままになっていた。
こういったいくつもの偶然が重なって、彼女は俺たちの会話を耳にしてしまったのだ。俺は内心で重くひと息つくと、政務机を立って、戸口で佇む彼女の元へと足を向けた。
「こちらで話そう」
彼女が抱えた花ごとそっと肩を抱いて、政務室に引き入れる。
「綺麗な花をありがとう。後で花瓶を用意させる。今は一旦、座って話そう」
扉の外に控える護衛兵含め、俺の政務室には信用のおける者しか置いていない。そうして彼らは皆、俺の意図を汲み、リリアを丁寧に遇する。
リリアが政務室に俺を訪ねてくれば、彼らは躊躇なく彼女を室内に通す。とはいえ、彼女が俺の政務室を訪ねてくる事は稀で、ルーカスが緊急の報告を上げてくる事自体も稀。しかもこの日に限って、彼女は内庭から訪れた。更に、普段閉め切っている事の多いガラス戸は、今は換気のため、薄く開け放たれたままになっていた。
こういったいくつもの偶然が重なって、彼女は俺たちの会話を耳にしてしまったのだ。俺は内心で重くひと息つくと、政務机を立って、戸口で佇む彼女の元へと足を向けた。
「こちらで話そう」
彼女が抱えた花ごとそっと肩を抱いて、政務室に引き入れる。
「綺麗な花をありがとう。後で花瓶を用意させる。今は一旦、座って話そう」