年の差婚で娶られたら、国王陛下の愛が止まりません
「……けれど、母は私にとって唯一の肉親である事も事実で。だから、お母様の言い分や主張を聞いた時に、その計らいを絶対に願わないとは言い切れなくて。なので狡くも保留と、……都合のいい事を言ってすみません!」
それでも今、面と向かって告げられた台詞は、驚きを伴って俺の胸を熱くする。
……リリアはなんと思慮深く、そして深い懐を持つのだろう。
改めて、彼女に尊敬の念が湧く。
「なにが、狡いものか。リリアほど公明正大な心で物事を見通し、行動できる者がどれだけいるか。そうして肉親への情は、そう簡単に切る捨てられるものではないと、俺自身、身をもって知っている。お前の言った保留の意味、よく理解した。母君の処遇に関しては結論を急がずに、共に納得のいく決着を考えよう」
俺はかつて、叔父上に父と兄を奪われ、俺自身も命を狙われた。けれど幼い日に、叔父上の大きな手に頭を撫でられた事もあったのだ……。
「ありがとうございます」
それでも今、面と向かって告げられた台詞は、驚きを伴って俺の胸を熱くする。
……リリアはなんと思慮深く、そして深い懐を持つのだろう。
改めて、彼女に尊敬の念が湧く。
「なにが、狡いものか。リリアほど公明正大な心で物事を見通し、行動できる者がどれだけいるか。そうして肉親への情は、そう簡単に切る捨てられるものではないと、俺自身、身をもって知っている。お前の言った保留の意味、よく理解した。母君の処遇に関しては結論を急がずに、共に納得のいく決着を考えよう」
俺はかつて、叔父上に父と兄を奪われ、俺自身も命を狙われた。けれど幼い日に、叔父上の大きな手に頭を撫でられた事もあったのだ……。
「ありがとうございます」