年の差婚で娶られたら、国王陛下の愛が止まりません
熱い吐息と共に、セラヴィンさんの囁きを聞く。気付いた時には、私は逞しい胸にすっぽりと抱かれていた。
嗚咽で喉が詰まり、とてもではないが、まともに声を紡げる状態ではなかった。
「お前の答えは聞かない。何故なら、お前の答えは一年前に聞いているからだ」
私の答えは端から不要だった。
かつての約束は、一年の年月を経て、現実となって実を結ぶ。まるで防波堤が決壊してしまったみたいに、ますますあふれる涙は止まりそうになかった。
だけど逞しい胸板にそっと目元を押し当てられて、あふれる涙は、こぼれ落ちる前にセラヴィンさんのシャツに吸い取られた。
どれくらいそうしていただろう。セラヴィンさんの温もりに包まれて、嗚咽は止み、涙は止まった。
私がセラヴィンさんの胸から顔を上げた時、玄関から使者をはじめとした人の姿はなくなっていた。だけど屋敷の奥へ視線を向ければ、彼の配下と思しき複数人が距離を置き、控えている事に気付く。羞恥とあまりの居た堪れなさに顔を真っ赤に染めて、逃げるように目線を落とした。
嗚咽で喉が詰まり、とてもではないが、まともに声を紡げる状態ではなかった。
「お前の答えは聞かない。何故なら、お前の答えは一年前に聞いているからだ」
私の答えは端から不要だった。
かつての約束は、一年の年月を経て、現実となって実を結ぶ。まるで防波堤が決壊してしまったみたいに、ますますあふれる涙は止まりそうになかった。
だけど逞しい胸板にそっと目元を押し当てられて、あふれる涙は、こぼれ落ちる前にセラヴィンさんのシャツに吸い取られた。
どれくらいそうしていただろう。セラヴィンさんの温もりに包まれて、嗚咽は止み、涙は止まった。
私がセラヴィンさんの胸から顔を上げた時、玄関から使者をはじめとした人の姿はなくなっていた。だけど屋敷の奥へ視線を向ければ、彼の配下と思しき複数人が距離を置き、控えている事に気付く。羞恥とあまりの居た堪れなさに顔を真っ赤に染めて、逃げるように目線を落とした。