年の差婚で娶られたら、国王陛下の愛が止まりません
おもむろに長窓へと目線を移せば、眼下にニルベルグ王国の王都が一望できた。
「……長く待たせてしまったな。だが、やっと約束通りお前を迎えにいける」
リリアと再会を果たした一年前のあの時、俺は叔父上の放った追手から毒矢を受け、気力体力共に限界が近かった。国境を侵した自覚はありつつも、それ以上の移動は不可能で、俺は目の前の小屋に飛び込んだ。
するとそこに、内戦の混乱で行方知れずとなってしまった初恋の少女が成長した姿になって現れた。少女は女神のように清らかで美しく、相変わらずの猪突猛進で肝が据わっていた。俺は、募り過ぎた妄念が弱ったところに幻を見せたのだろうと思いつつも、初恋の少女の面影を色濃く感じさせるその姿に、目も心も釘付けとなっていた。
リリアの名乗りを聞いたあの瞬間の歓喜を、俺は生涯忘れる事がないだろう。この奇跡のような巡り合わせが、抜け殻のようだった俺に、本当の意味で王位奪還を決意させた。
「……長く待たせてしまったな。だが、やっと約束通りお前を迎えにいける」
リリアと再会を果たした一年前のあの時、俺は叔父上の放った追手から毒矢を受け、気力体力共に限界が近かった。国境を侵した自覚はありつつも、それ以上の移動は不可能で、俺は目の前の小屋に飛び込んだ。
するとそこに、内戦の混乱で行方知れずとなってしまった初恋の少女が成長した姿になって現れた。少女は女神のように清らかで美しく、相変わらずの猪突猛進で肝が据わっていた。俺は、募り過ぎた妄念が弱ったところに幻を見せたのだろうと思いつつも、初恋の少女の面影を色濃く感じさせるその姿に、目も心も釘付けとなっていた。
リリアの名乗りを聞いたあの瞬間の歓喜を、俺は生涯忘れる事がないだろう。この奇跡のような巡り合わせが、抜け殻のようだった俺に、本当の意味で王位奪還を決意させた。