溺愛したがるモテ男子と、秘密のワケあり同居。
「あのっ……か、香織さんに起こしてくるように頼まれて……」


「……っ……信じらんねえっ……ったく、なんなんだよ」


そんな風に怒らなくたって……。


今、自分がなにしてたか覚えてないの? 寝ぼけてたにもほどがあるよ。


全身熱いから、私の顔は今真っ赤なはず。


それを見て、恐る恐る尋ねてくる永瀬くん。


「……つうか。俺……なんか、した……?」


しましたとも!


じーっと目で訴えると、


「はあああああ……」


永瀬くんは頭を抱えた。


え?


もっと怒られると思ったのに、すっかり気落ちしている様子に私があっけにとられる。


もしかして、自覚アリなの?
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