同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
「綾乃……?」
ヘナヘナと腕から力が抜けて、全身に力が入らない。
「なんだか、変……かも」
なにやら察したらしい千景くんの手のひらが、今度はおでこに当てられた。
「あっつ」
──どうやら熱があったらしい。
すぐに如月さんが体温計を持って来てくれて、測ってみたら38.9℃。
丈夫さだけが取り柄だったわたしが熱を出すなんて……。
「そんな格好で寝るからだよ」
言い返す言葉もなく、千景くんの手によって、おでこにペチッと冷却シートが貼られた。
端っこまでくっつくように指先でしっかり伸ばしてくれる。
「他にしんどいところは?」
「だい、じょぶ……」
「喉渇いてない? 体も熱いし、汗かいてる」
千景くんの優しい声がボーッとする頭に響く。
高熱のせいか思考がまともに働かない。
眠気と体のだるさが一気に襲ってきて、わたしはそっと目を閉じた。