同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!
「ええっ!?」
如月さんではない別の人が大きな声を張り上げたのを聞いて、思わず背筋がピンと伸びる。
「千景様のお誕生日パーティーで婚約発表!? お、お相手は?」
婚約、発表……?
「かの有名なコーポレーションのお嬢様ですか?」
目の前がグラグラ揺れる中、聞こえてきた言葉を頭で整理する。
千景くんの誕生日に、有名なコーポレーションのお嬢様と婚約発表……。
胸をナイフでグリグリとえぐられるような感覚がした。
喉が渇いていたことなんてすっかり忘れて、わたしはそのまま小走りで部屋に戻ってベッドに潜り込んだ。
横になった途端、気がゆるんだのか目にじわっと涙が浮かぶ。
なんでわたし、傷ついてるの。
いつの間にか、千景くんの存在がこんなにも大きくなっていたなんて……。