魔界レストランをバズらせます〜転生少女の立ち退き撤回奮闘記〜
羞恥心に耐えかねて飛び起きると、彼はまっすぐな瞳でこちらを見て、視線を逸らそうとしなかった。
「お前に任せきりですまない。もっと、俺が助けになれればいいんだが」
「ルキは私にできないことを色々手配してくれているじゃないですか。ヴァルトさんの居場所を探してくれたのだって、情報屋のツテがあったからで…」
そう言いかけ、はっ!とした。
情報屋、居場所、ヴァルトさんの過去。その全てが頭の中で繋がる。
「あの、ローウィンさんは人間界の情報にも詳しいんですか?」
「あぁ。ヒトに紛れた魔物はたくさんいるからな。調べようと思えば、情報はいくらでも手に入るだろう」
ルキの答えに、希望の光が見えた。
上手くいけば、過去に囚われているヴァルトさんを救い出せるかもしれない。
思わずルキの手をとった私は、興奮のあまり早口で続ける。
「ルキ、お願いがあります。ローウィンさんにレベッカさんという女性を探すように依頼をしてくれませんか?レストラン再建のために重要なことなんです」