強引な副社長の婚前指南~偽りの極甘同居が始まります~
でも持ち方がいけなかったのか、急に手の力が抜けポットがおかしな方向に傾いてしまう。沸騰したてのお湯が口元からとびだし、左腕にかかった。
「熱っ!」
ポットはそのまま床に落ち、床を濡らした。幸い湯が足にかかることはなかったけれど、左腕はじんじん痛む。
「大丈夫か!」
私の声を聞いた八雲さんが、血相を変えて駆け寄る。赤くなっている私の左腕を見ると手を掴み、蛇口から水を出して私の腕を冷やし始めた。
「バカだな。ホント、何してるんだよ」
「すみません。でも少しかかっただけだし、大丈夫ですから」
「大丈夫なわけないだろう! おまえは女なんだぞ、肌に傷でも残ったらどうするつもりなんだ」
どうするつもりも何も顔じゃないんだし、さほど心配することでもないと思うんですけど……。
でも八雲さんの顔は怒ったままで。「このまましばらく冷やしておけ」と言って、部屋から出ていってしまった。
私のバカさ加減に呆れて、どこかに行ったのかも……。
「熱っ!」
ポットはそのまま床に落ち、床を濡らした。幸い湯が足にかかることはなかったけれど、左腕はじんじん痛む。
「大丈夫か!」
私の声を聞いた八雲さんが、血相を変えて駆け寄る。赤くなっている私の左腕を見ると手を掴み、蛇口から水を出して私の腕を冷やし始めた。
「バカだな。ホント、何してるんだよ」
「すみません。でも少しかかっただけだし、大丈夫ですから」
「大丈夫なわけないだろう! おまえは女なんだぞ、肌に傷でも残ったらどうするつもりなんだ」
どうするつもりも何も顔じゃないんだし、さほど心配することでもないと思うんですけど……。
でも八雲さんの顔は怒ったままで。「このまましばらく冷やしておけ」と言って、部屋から出ていってしまった。
私のバカさ加減に呆れて、どこかに行ったのかも……。