今日、魔法使いに飼われました
メレディスの言葉に「犯罪じゃないですか!!」と美砂は言う。メレディスが「落ち着いて」と美砂を抱き締めた。

「魔界に人は入れないんだ。無理やり連れて来られたらもう帰れないんだよ」

シャノンの残酷な言葉に美砂は「嘘……」と言い泣き始める。もうあの日々は戻って来ない。それがあまりにも悲しすぎた。

「美砂、泣かないで。俺たちが一生かけて愛してあげるから」

メレディスが美砂の頭を撫でる。シャノンも「そうそう。魔界での暮らしもきっと楽しいから」と慰めてくれた。

「あと、もうそれ必要ないよね」

そう言い、シャノンが美砂の手錠や首輪を魔法で壊して外してくれた。自由になった手で美砂はまた涙を拭う。

「愛してるよ、美砂」

二人の魔法使いに言われ、美砂は疲れからゆっくりと目を閉じた。



美砂が目を覚ますと、柔らかなベッドで寝かされていた。天蓋付きのまるでお姫様の部屋に置いてあるようなベッドだ。

「ここは……」
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