俺様社長と<期間限定>婚前同居~極上御曹司から溺愛を頂戴しました~
 それに気づいた貴士さんが小さく笑い、私の足に手を伸ばした。

 貴士さんは私の胸を唇と舌で愛撫しながら、スカートの中の足をそっとなで上げる。
 膝裏から太ももへと移動していく手の感触に、「あ……っ」とのどがのけぞった。

 長い指が、ストッキングの上から私の足の付け根をなぞる。
 ふれられた部分がどんどん熱を持ち濡れていく。

 お互いの呼吸が次第に早くなり、吐き出す息が湿り気をおびていくのがわかった。

「綾花はどこもかしこも敏感だな。布越しでもわかるくらい、熱くなってる」

 貴士さんは欲情を帯びた視線を私に向けながらそうささやく。

 恋愛経験がゼロなのにいやらしいと言われているようで、羞恥心で瞳がうるんだ。
 私は畳に後頭部をこすりつけるようにして首を左右に振る。

「や……。敏感なんかじゃないです……っ」
「敏感だよ。どこを触っても反応がかわいい」

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