俺様社長と<期間限定>婚前同居～極上御曹司から溺愛を頂戴しました～

「貴士さん。私が愛するのは一生貴士さんだけだから……」

　私は声をうるませながらつぶやく。

「心も体も全部、あなたのものにしてください」

　そう言うと、貴士さんは一瞬動きをとめた。目を見張り、私をみつめる。
　そして顔をしかめため息をつくと、乱暴に私を抱きしめた。

「……そうやってあおるな、バカ」
「貴士さん？」
「こっちはなるべく優しくしてやりたいと思って必死に理性を保っているのに、我慢できなくなるだろ」
「我慢なんてしなくていいです。貴士さんの好きなように抱いてほしいです」
「だから、お前は……」

　貴士さんは私を胸の中に抱きしめながら、はぁーっと大きく息を吐きだす。

「そんなことを言って、後悔してもしらないからな」

　貴士さんに睨まれ、頬を熱くしながらうなずく。

　大好きな貴士さんに抱いてもらえるんだから、後悔なんてするわけがない。早く彼とひとつになりたい。