俺様社長と<期間限定>婚前同居~極上御曹司から溺愛を頂戴しました~
厚みがある玉子焼きはひと口では食べきれないから、とりあえず半分だけかみ切った。
私がもぐもぐと口を動かしていると、貴士さんは微笑みこちらに左手をのばす。
「ちゃんと食べて、えらいな」
そう言って、テーブルをはさんで座る私の頭をなでてくれた。
心臓が、ぎゅんっと聞いたこともない音をたてる。
それだけで息が止まりそうになったのに、彼は箸に残った玉子焼きを当然のように自分の口に運んだ。
貴士さんの綺麗な唇が開き、私の食べかけの玉子焼きを口に入れる。
待って待って待って! それ私が口をつけたやつ! というか、間接キス……!
私は心の中で悲鳴を上げる。
激しく取り乱す私をよそに貴士さんは小さく首を傾げると、とくになんの疑問ももたずに食事を再開する。
私は居ても立ってもいられなくなり、無言で箸をおき貴士さんに背を向けた。
私がもぐもぐと口を動かしていると、貴士さんは微笑みこちらに左手をのばす。
「ちゃんと食べて、えらいな」
そう言って、テーブルをはさんで座る私の頭をなでてくれた。
心臓が、ぎゅんっと聞いたこともない音をたてる。
それだけで息が止まりそうになったのに、彼は箸に残った玉子焼きを当然のように自分の口に運んだ。
貴士さんの綺麗な唇が開き、私の食べかけの玉子焼きを口に入れる。
待って待って待って! それ私が口をつけたやつ! というか、間接キス……!
私は心の中で悲鳴を上げる。
激しく取り乱す私をよそに貴士さんは小さく首を傾げると、とくになんの疑問ももたずに食事を再開する。
私は居ても立ってもいられなくなり、無言で箸をおき貴士さんに背を向けた。