Last note〜バタフライ編

jumpの視線は、いやらしい物に変わる。

jump「……可愛がれば、何か喋ってくれるかなー?//」

スッと、あげはの腕を撫で上げた。

あげは「んーっ!」

先程より身の危険を感じるように、鳥肌が立つ。

jump「おー?嫌がる声で、おじさん少し、興奮してきちゃったなぁ…」

あげは「!?」

jump「ちょっと気持ちよくしてくれや。」

あげは「!?」ぶんぶんと首を振るが、誰も助けに来る様子はない。

だが、その時、

あげはの視界には、黒い蝶が飛んでいるのが見えだしていた…。

あげは(また…だ。//)
「……ん?」
(あれ?私いま、なんで"また"って思ったんだろう?)

ズキッ!!
あげは「うっ!?」

記憶の欠片に触れたのか、
頭痛がした。

jump「ほら…もっと良く、見せてもらおうか?くく…っ。」

jumpはあげはの異変には気づかずに、すっかり性犯罪者の目付きになっていた。

あげは(でも、もしかしたらこれで…気づいて貰えるかも!)

あげはだけに視える、黒い蝶は、
パタパタと窓の外に飛んでいった。

あげは(少しでいい…私の匂いに…どうか、気づいて…!)

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