Last note〜バタフライ編
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しばらく進むと、坂道が続いた。

烏丸「山の方に来たな。この先抜けたら、別荘地や…。」

青山「果てーしーないぃー🎶
…あ、そうだな。」

烏丸「おま…っ。何気に楽しんどるなぁ」

青山「楽しむ時は楽しまないとね!
あっはっは!」

砂利道を軽快にトラックは走る。

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暫くすると、木々の隙間から別荘らしき建物がいくつか見え始めた。

青山「…着いたぞ。」

トラックを停め、青山達は降りた。

すると、少し先で川の音がし、犬のようにあげはが進み出した。

あげは「くんくん…。!」

青山「わっ!?どーした?あげはちゃん」

あげはは、青山の手を引っ張って、
どんどん進んでいく。

烏丸「あげはちゃんのやつ、すっかり青山に懐いたな…。」

矢崎「だねぇ。最初は烏丸くんに懐いてたから、妬いてるんでしょー?♡」

烏丸「アホゆうな!//」

あげはは、川の手前で止まった。

青山「わ、ここでとまるか……」

ツン……。

青山「……っ!?」

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川の匂い、木々の匂い、
大自然の様々な匂いがした中で、

白いワンピースを着た少女が、

楽しそうに遊んでいるビジョンがみえた。

そして、もう1人、

誰かがいるような気がした…。

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