エリート外科医の滴る愛妻欲~旦那様は今夜も愛を注ぎたい~
検査が終わり、医師のふたりは処置室を出ていく。女性の看護師さんがやってきて、ゼリーで濡れた胸の周りをホットタオルで拭き取ってくれた。

服を着て診察室に戻り、しゅんとうなだれる。

「原因は断定できない。過労が原因なのか、それとも生まれつきのものだったのか……だがこれまでの生活習慣を考えると、過労の可能性が高いだろうな。症状の進行を止めたいのであれば、今後の生活はよく考えろ」

透佳くんに最終診断を下され、診察室の椅子の上でピシリと凍る。

とうとう完全なるドクターストップが出てしまった。


診察を終えた後、透佳くんは引き続き勤務へ。私は自宅へ帰ることにした。

さすがにあの検査結果を聞いたあとで、会社に行く気にはなれなかった。

今日のところは家で静養させてもらうことにする。

ひとりベッドに横たわりながら、今後のことを考える。

明日の日曜出勤はどうしよう。月曜は? その先は?

行き詰った気持ちを抱えたまま、頭を悩ませる。
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