エリート外科医の滴る愛妻欲~旦那様は今夜も愛を注ぎたい~
カッと頬が熱くなる。今まで『チビ』とか『ガキ』とかさんざんバカにしてきたくせに、急に大人扱いするだなんて。
これが本当に、私の知っている透佳くんなのだろうか。
今日の彼は、何かがおかしい。
「急に……なんなんですかっ、こんなことして……!」
彼に食まれた唇が熱をもっている。手で口元を隠すように押さえると。
「許せよ。彩葉があまりに美しく育っていたから、食べてみたくなったんだ」
「へっ!?」
唐突に『美しい』だなんて言われて、いっそう頬が熱くなった。
私をからかうことしかしなかったあの透佳くんが、まさかお世辞を言うだなんて。
会わなかった十数年の間に、一体どんな心変わりがあったというのか。
照れすぎて頭から蒸気を吹き出しかけている私へ、彼はさらにたたみかける。
「ついでに、俺との結婚が嫌だなんて生意気言うから、二度とそんな口が利けないように躾てしまおうかと思って」
「し、躾って――」
なんて物騒な単語を使うのだろう。彼が言うとシャレにならない。
けれど、どうやら一応冗談だったようで「言葉のあやだ」と喉の奥でくつくつと笑った。
これが本当に、私の知っている透佳くんなのだろうか。
今日の彼は、何かがおかしい。
「急に……なんなんですかっ、こんなことして……!」
彼に食まれた唇が熱をもっている。手で口元を隠すように押さえると。
「許せよ。彩葉があまりに美しく育っていたから、食べてみたくなったんだ」
「へっ!?」
唐突に『美しい』だなんて言われて、いっそう頬が熱くなった。
私をからかうことしかしなかったあの透佳くんが、まさかお世辞を言うだなんて。
会わなかった十数年の間に、一体どんな心変わりがあったというのか。
照れすぎて頭から蒸気を吹き出しかけている私へ、彼はさらにたたみかける。
「ついでに、俺との結婚が嫌だなんて生意気言うから、二度とそんな口が利けないように躾てしまおうかと思って」
「し、躾って――」
なんて物騒な単語を使うのだろう。彼が言うとシャレにならない。
けれど、どうやら一応冗談だったようで「言葉のあやだ」と喉の奥でくつくつと笑った。