みずあめびより
「!!!」
「・・・お疲れ様です。」
「帰ったんじゃなかったのか?」
「葉吉さんの様子、気になって。」
「ああ、酒なら大丈夫だよ。」
「お酒じゃなくて・・・。もしかして何か落としたんですか?」
「気づいてたんだ。」
「駅に入ってから振り返ったり足元見てたから。一緒に探します。」
「いや、いいって。もう帰れよ。」
わざとぶっきらぼうにそう言われたが、衣緒は駅員のいる窓口まで行きICカードを出して言った。
「すみません。忘れ物したので出たいんですけど。」
「はい。入場記録消しときましたのでこのままタッチして通ってください。」
駅員はカードを機械に乗せ操作すると彼女に差し出しながら言った。
「ありがとうございます。」
そのままカードをタッチし改札を出てしまった。
「おい。」
改札を挟んで向かい合う。
「行きましょう。大事なものなんですよね?」
人通りがあるので邪魔にならないように少し離れてから珍しく大きな声を出す。
「・・・。」
───全く、彩木さんて控えめなのか、強引なのか・・・。
そんなことを思いつつ嬉しく思ったが、先程の塔での彼女と新貝の姿と駅での視線のやりとりが頭から離れなかった。
気持ちを切り替える事が出来ないまま、彼女と同じように駅員に入場記録を消してもらうと改札を出た。
「・・・お疲れ様です。」
「帰ったんじゃなかったのか?」
「葉吉さんの様子、気になって。」
「ああ、酒なら大丈夫だよ。」
「お酒じゃなくて・・・。もしかして何か落としたんですか?」
「気づいてたんだ。」
「駅に入ってから振り返ったり足元見てたから。一緒に探します。」
「いや、いいって。もう帰れよ。」
わざとぶっきらぼうにそう言われたが、衣緒は駅員のいる窓口まで行きICカードを出して言った。
「すみません。忘れ物したので出たいんですけど。」
「はい。入場記録消しときましたのでこのままタッチして通ってください。」
駅員はカードを機械に乗せ操作すると彼女に差し出しながら言った。
「ありがとうございます。」
そのままカードをタッチし改札を出てしまった。
「おい。」
改札を挟んで向かい合う。
「行きましょう。大事なものなんですよね?」
人通りがあるので邪魔にならないように少し離れてから珍しく大きな声を出す。
「・・・。」
───全く、彩木さんて控えめなのか、強引なのか・・・。
そんなことを思いつつ嬉しく思ったが、先程の塔での彼女と新貝の姿と駅での視線のやりとりが頭から離れなかった。
気持ちを切り替える事が出来ないまま、彼女と同じように駅員に入場記録を消してもらうと改札を出た。