医者の彼女
ー翌日ー
昼休み、私はいつものメンバーとご飯を食べていた。

久しぶりにずっと座って授業受けてたから
疲れたなぁ…

花凛「それより亜妃‼︎
本当に体調はもう大丈夫なの⁇」

「うん、大丈夫。心配かけてごめんね」

花凛「ほんとだよー」

友里「でも、珍しいよね。こんなに長く休むとか…」

みさき「事情聴取しよ!なにがあったの⁉︎」

それから私は今までの経緯を話す。

和弥さんとご飯に行ったこと、
騙されて病院に連れて行かれて、
実は医者だったこと。
風邪じゃなくて、喘息だったこと。
入院できないって言ったら、
和也さんの家に連れて行かれたこと。
発作がおきて2日間入院したこと。
その後も和弥さん家で療養していた事。

みさき「待って、色々ありすぎてわかんない…
てか、そんなに進んでんの⁉︎」

「色々ありすぎだよね…自分でもちょっと
ついていけないんだけど…別に何も進んではないよ」

友里「でも家に泊まってたんでしょ⁉︎
しかも1週間以上…」

「そうだけど…でもホントに何もないんだって。」

…そう、自分でも悲しくなるくらい何も無かった。

花凛「でもさ…どういうつもりで家に
連れて行ったんだろうね。」

「…このままほっといたら死ぬって思ったんだって。
医者の勘なのかな⁇…それだけだったっぽい…」

病院から帰った日の事を思い出しながら、話す。
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